「ミツモア」はBtoC、BtoBの両方の資料請求が可能な、「アンケート型比較メディア」です。
BtoBマーケティングにおいて、オンラインでのリード獲得の手法も多様化しています。なかでも「成果報酬媒体」は安定的にリードが取れる施策として重宝します。しかし、大量の資料を簡単な操作で一括請求できるため、「導入意欲の低いリード」が混じってしまうケースも少なくありません。
「ミツモア」は資料請求をするユーザーに「アンケート」を実施している点が特徴です。BtoCの引っ越し見積りサイトのように、ユーザーの要望をWeb上でヒアリングすることで、「導入意欲の高いリード」が獲得できます。
今回は、そんな「ミツモア」のご担当者の方に、媒体の特徴や仕組み、活用例などを詳しくお聞きしました。
インタビュイー
株式会社ミツモア
事業開発二部
坂本篤史さま
◆目次
1. ミツモアとは?媒体特徴や料金
2. 高い商談化率を実現する「独自の仕掛け」
3. B to Bの比較メディアでは珍しい「サービス」カテゴリー
4. ミツモアの活用法
5. まとめ
1. ミツモアとは?媒体の特徴や料金体系
媒体名 |
|
運営会社 |
株式会社ミツモア |
取り扱い商材 |
SaaS、士業、Web広告運用などのサービス |
課金形態 |
完全成果報酬 |
リード単価 |
1万円~※セグメントはオプション |
※2023年10月、媒体資料より。最新情報は公式サイトへお問い合わせください。
「ミツモア」はBtoC、BtoBの両方の資料請求が可能な、「見積もり・比較サービス」です。法人向けでは、勤怠管理システムなどをはじめとしたSaaSはもちろん、税理士などの士業や広告運用などのサービスまで、約300のカテゴリーがあるのが特徴です。
月間のページビューは個人向けもあわせると約1600万。取り扱いカテゴリーの幅広さも相まって、多くの方がアクセスしています。
費用はリード獲得1件あたり10,000円から。セグメントの条件を設定することも可能です。(※その場合料金は変動)初期費用や固定費用もかからないため、導入しやすい点もメリットです。
そして、特筆すべきは「商談化率の高さ」。一般的な比較媒体の商談化率が10%弱と言われているのにも関わらず、ミツモアは20%~30%です。
2. 高い商談化率を実現する「独自の仕掛け」
ミツモアが高い商談化率を実現するのは、リード提供までのフローに秘密があります。
ミツモアは、最適な製品情報を提供するため、ユーザーに「アンケート」を実施しています。たとえばMAツールならば「業種」「従業員数」「役職」「部門」などの基本的な情報に加え、「既存のMAツールの有無」「そのサービス名」などを掘り下げて聞いています。
導入意欲の低いユーザーはアンケートの途中で離脱するため、必然的に導入意向の高いユーザーが残ります。さらにアンケート完了後は、その回答内容に応じた「5社分の比較表」が自動的に生成されます。5社のみとなっているため、ユーザーもサービスを比較しやすく、各サービスも印象にも残りやすいです。
この仕組みの実装の背景には、同社がBtoCの見積メディアから事業をスタートしたという経緯があります。見積りをする場合、ユーザーの要望・比較条件を細かく聞かないと、ニーズにあった情報を提供できません。それを法人向けに応用することで、導入意欲の高いリード提供につなげているのです。
3. B to Bの比較メディアでは珍しい「サービス」カテゴリー
同媒体のユニークな点は取り扱いカテゴリーが幅広い点です。経費精算システムなどのソフトウェアだけでなく、税理士や社労士などの士業、さらにはマーケティング代行やWeb広告運用代行などのサービスも多数掲載しています。
たとえばWeb広告運用代行の場合、アンケートでは「依頼したい広告の種類」「広告運用会社に求めるポイント」「予算規模」など非常に具体的な内容を聞いています。
今後、カテゴリーはさらに増えていく予定だそうです。
4.ミツモアの活用法
ミツモアの特徴を最大限生かし、成果につなげる方法として坂本氏は「アンケート内容に応じたトークスクリプトでアプローチすること」を挙げています。せっかく詳細な情報をアンケートで聞けているにも関わらず、同じ内容を電話では聞いては逆効果です。反対に、「アンケート内容を拝見してご連絡しました」とアプローチすることで、商談化率が向上した例もあるとのことです。
たとえば上記のWeb広告運用の場合、「お客様の○○業におけるSNS広告の最新事例もお伝えいたします」などと伝えることで、商談化率も高められるでしょう。
4.まとめ
「ミツモア」は、ユーザーへアンケートを実施することで導入意欲の高いリードを提供可能な、「見積もり・比較サービス」です。施策の効果を最大化するには、アンケートで得られた内容をもとに、トークスクリプトをカスタマイズすることがポイントです。また、ソフトウェアだけでなくサービスなど、幅広いカテゴリーを取り扱っている点も魅力の1つです。
BtoBマーケティングのROIを高めるための選択肢の1つとして、検討してみはいかがでしょうか。

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