kintoneはノーコードで手軽にWebアプリが作成できるツールです。営業支援ツールとして活用し、Marketo Engage(以下、Marketo)などのMAと連携したいというニーズも多いです。今回は、Marketoとkintoneを連携させることでできることについて解説します。
◆目次
1. Marketo(マルケト)とkintoneの連携でできることは大きくふたつ
2. Marketo&kintone連携の活用シーン
3. まとめ
1. Marketo(マルケト)とkintoneの連携でできることは大きくふたつ
Marketoとkintoneを連携させるには、Webhookという機能を使います。このWebhookを使うことでできることは大きく下記の2つです。
※Webhookとは?
Webhook(ウェブフック)はなんらかのアクションをきっかけとして、他のWebサイトやアプリケーションに情報を追加したり、更新したりする機能のこと。
①Marketoに新しく登録されたリード情報をkintoneにも登録する
Marketoに新しくリード情報が登録された際に、そのリード情報を任意のkintoneアプリ側にレコードを登録できます。用途として新規顧客情報の登録や、新規問合せ情報の登録などでよく利用されます。

②Marketo上でのリード情報の更新をkintoneにも反映する
MarketoはMAツールですので、顧客の行動によって情報がアップデートされていきます。それらの更新情報をkintoneに反映可能です。たとえば、スコアリングの点数の変更をkintoneにアップデートするなどです。

③注意:kintoneからMarketoへの反映は専用のプラグインを利用するか、開発が必要になります。
kintoneの情報をMarketo側へ送信することもできます。ただし、連携を実装する際には、専用の連携プラグインを導入するか、ツール連携の開発を実施する必要があります。
弊社ではMarketoとkintoneを連携するプラグインの提供をしていますので、お困りの際はご相談ください。
2. Marketo&kintone連携の活用シーン
Marketoとkintoneの連携は、マーケティング活動のさまざまなシーンで活用できます。
①フォーム入力をトリガーにして問合せ管理を行う
トリガーを「フォーム入力」にすると、問い合わせ管理に活用できます。kintone側で問合せ管理用のアプリを作っておき、問い合わせフォームから入力があればリアルタイムにkintoneに反映されるので、対応の漏れなどを防げます。
②特定のコンテンツ閲覧をトリガーにして営業フォローを行う
上述したスコア情報の更新以外にも、特定のコンテンツ閲覧をトリガーにして営業フォローを行うこともできます。kintoneに営業フォロー管理アプリを作成しておき、そこに情報を登録し、営業がフォローを行います。。
③セミナー申込者情報の管理を行う
Marketoで作成したセミナー申込者情報をkintoneに登録します。セミナー開催後に、Marketoで申し込みステータスを更新し、kintoneに連携します。営業担当者はセミナーの参加状況やアンケート情報を元にリードにフォローを行います。
3. まとめ
Marketoとkintoneの連携を連携することで、よりきめ細かく見込み顧客や既存顧客のフォローが可能になります。実装についてはテンプレートなどの記述に注意すれば、マニュアル通りに設定するだけで比較的簡単に行えます。弊社ではMarketoとkintoneを連携するプラグインの提供をしていますので、お困りの際はご相談ください。
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