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noindexとは?用途や記述方法、MAで作成したWebページでの設定方法も解説

作成者: ファストマーケティング|May 15, 2024 11:30:11 AM

WebサイトのSEOを意識する上で、noindexの記述方法や用途を理解しておくことは重要です。また、SEOだけでなく「正しく効果を計測する」という観点でもnoindexの設定方法を理解することは役立ちます。
本記事では、noindexの概要から用途、記述方法、MAツールでの設定方法まで解説します。

◆目次
1. noindexとは?
2. noindexとnofollowの違い
3. noindexはどんなページに設定するのか?
4. noindexの記述方法
5. MAツールでのnoindexの設定方法
6. まとめ

1. noindexとは

noindexとは、検索エンジンに「このページを検索結果に表示しないでください」と指示するメタタグです。noindexを記述したページは、検索結果に表示されず、ユーザーが検索結果から直接アクセスすることはできません。

検索エンジン(Googleなど)は、クローラーというロボット(プログラム)を介して、Webページの情報をデータベースに登録します。この処理のことを「インデックス」と呼びます。noindexはこの「インデックス」という処理をさせない、という命令文になります。

2. noindexとnofollowの違い

noindexとよく似たメタタグにnofollowがあります。nofollowは、検索エンジンに「このページからのリンクを辿らないでください」と指示するメタタグです。nofollowを記述したページからのリンクは、検索エンジンの評価に影響しません。

noindexとnofollowの違いは、検索結果に表示されるかどうかです。noindexを記述したページは検索結果に表示されず、nofollowを記述したページは検索結果に表示されますが、リンク先の評価に影響はありません。

3. noindexはどんなページに設定するのか?

noindexは、以下のページに設定するケースが多いです。

・公開前のテストページ
・フォームのサンクスページ
・広告だけで使用するランディングページ
・SEO的な観点から検索結果に登録したくないページ

■公開前のテストページ
公開前のテストページは、まだ完成していないページや、デザインやレイアウトの変更を繰り返し行うページなどです。これらのページを検索結果にヒットさせないために、noindexが設定されます。

■フォームのサンクスページ
フォームのサンクスページは、お問い合わせや購入などのフォームの送信後に表示されるページです。フォームのサンクスページが検索結果に表示されてしまうと、フォームに情報を入力していないのにコンバージョンがついてしまうなど、効果測定に支障がでます。

■広告だけで使用するランディングページ
広告だけで使用するランディングページは、広告をクリックしたユーザーにのみ表示されるページです。広告の効果測定を正確に行うために、検索ではアクセスしないようにnoindexを設定することがあります。

■SEO的な観点から検索結果に登録したくないページ
SEO的な観点から検索結果に登録したくないページは、以下のようなページです。

  • ・重複コンテンツ
  • ・内容の薄いコンテンツ(低品質なコンテンツ)
  •  
  • 他のページと内容がほとんど同じコンテンツ(重複コンテンツ)は、検索エンジンから低品質なコンテンツとして判断されたり、本来評価してほしいページの評価を分散させてしまう場合があります。たとえば、キャッチコピーが違うだけで内容が同じページなどが考えられます。

  • 見出しが違うだけで、内容がほぼないようなコンテンツも低品質なコンテンツとみなされる場合があります。たとえば、1行だけコメントが記載されたお客様の声ページが、大量にある場合などです。この場合、ページをまとめるか、noindexでそもそもインデックスさせないかを検討することをおススメします。

4. noindexの記述方法

noindexは、robots metaタグまたはHTTPレスポンスヘッダーで記述します。

robots metaタグ
robots metaタグは、HTMLの<head>タグ内に記述します。具体的な記述方法は以下の通りです。


<head>
  <meta name="robots" content="noindex">
</head>

 

HTTPレスポンスヘッダー
HTTPレスポンスヘッダーは、Webサーバがクライアントに送信するヘッダーです。
「.htaccess」ファイルなどに記述します。

HTTP/1.1 200 OK
Content-Type: text/html; charset=UTF-8
X-Robots-Tag: noindex

5. MAツールでのnoindexの設定方法

MAツールでは、noindexの設定を画面から簡単に行うことができます。

Adobe Marketo Engage
Adobe Marketo Engageでは、ランディングページの設定画面でnoindexの指定が可能です。

・ランディングページのアクションから「ページメタタグを編集」を選択
・Robots欄に「noindex」を指定

Account Engagement(旧 Pardot)
Account Engagementでは、ランディングページの設定から「検索エンジンからのインデックスを無効にする」にチェックを入れることで、noindexを設定できます。

HubSpot
HubSpotでは、以下の手順でページや投稿にnoindexを設定できます。

・アカウントにログインしランディングページ、またはブログを開く
・「編集」をクリック
・「設定」をクリック
・「追加のコードスニペット」で「Head HTML」フィールドに「<meta name="robots" content="noindex"> 」を追加

6.まとめ

noindexは、検索エンジンに「このページを検索結果に表示しない」と指示するメタタグです。noindexを設定することで、Webサイトの効果測定を正しく行えたり、SEOでマイナスの評価を防いだりする効果が期待できます。


MAツールを使用してランディングページを作成している場合は、HTMLを直接編集することなく、ツール上で簡単に設定できます。ぜひ参考にしてください。


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